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元NASCARカップ王者カイル・ラーソン、初のインディ500に向けアロウ・マクラーレンのカラーを公開
2024年のインディアナポリス500マイルレースに向け、今年1月に4台目のラインアップにビッグネームを加えることを発表していたアロウ・マクラーレンSPは、先の8月11~13日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)で開催されたNASCARカップシリーズ第24戦『ベライゾン200アット・ザ・ブリックヤード』の現地にて、2021年カップシリーズ王者カイル・ラーソンがドライブするダラーラDW12の本戦仕様カラーリングを披露しました。
インディ500と、NASCARのコカ・コーラ600(シャーロット)の掛け持ちを計画しているラーソンですが、その計画が現実的となってきました。
(追加)
来年の1100マイル挑戦を狙うカイル・ラーソン(こちら GAORA SPORTS INDYCAR 実況室)
テーマ : Indy 500 / IndyCar 2023 - ジャンル : 車・バイク
インディ500:IMSが90億ドルをかけて博物館をリニューアル
インディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)内にあるIMS博物館が約40年ぶりにリニューアルされることになりました。今年の11月から改修作業が行われ、2025年4月にリニューアルオープンする予定です。
IMS博物館は1956年にオープン。当初はターン1の外側の道路を挟んだ反対側にありましたが、1975年にインフィールドに現在の建物が完成して移転しています。内部には歴代の優勝車両の他、各時代を代表するレースカー、ヘルメットやスーツ、計時機械、優勝トロフィーなど、インディ500に関連する様々なものが展示されてきました。
新たな展示館のテーマは「The Stories Behind the Spectacle(スペクタクルの舞台裏)」。今回の施設改修に当たって、建物は現存の物を活用したままで展示内容を大幅にリニューアルし、年齢、国籍を問わずにインディ500そのものや歴史についていろいろ体験をしながら学べるものになるとしています。
展示の他には、STEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)教育の場も設定され、充実した教育資源とプログラムが提供されることになっています。このプログラムは慈善活動団体であるリリー財団からの2,000万ドルの助成金で運営されることになっています。
リリー財団はインディアナポリスを拠点として全世界で展開している研究開発型製薬会社のイーライ・リリーが母体となっています。https://www.lilly.co.jp/extending-our-impact/lilly-foundation
IMSはこの助成金を基に、K-12(義務教育)関係機関や高等教育機関と協力してSTEAMカリキュラムを開発し、インディアナポリスの芸術・文化機関などと協力して、博物館のプログラムを強化し、新たな来場者層に届ける取り組みを行うとしています。
新たなプログラムは、以下の展示物で来館者にインタラクティブな体験できるとしています。
■7つの常設展示エリアと3つの特別展示エリア
■様々な舞台裏やレースシミュレーションを体験することでインディ500を実体験
■実際の機材などを使用して実際のピットワークを体験
博物館は改修工事に伴って、まずは2023年10月に地下の展示エリアが閉鎖され、11月には一般公開を全面的に停止します。そして、第109回のインディ500の開催前となる、2025年4月に全面リニューアルオープンする予定です。博物館の閉鎖中も。これまで通りのトラムバスによるコースツアーを通常営業にて実施継続します。
IMS博物館は、100年以上にわたるインディアナポリス・モータースピードウェイとインディアナポリス500の歴史と栄光の記録を保管、展示することで後世に伝えてきました。1956年の開館時にはわずか12台の車両展示から始まり、現在では55,000以上のアイテムと200台以上のレースカーを所蔵し、毎年、世界中から15万人以上の来場者が訪れています。
テーマ : Indy 500 / IndyCar 2023 - ジャンル : 車・バイク
12回目の挑戦で勝ち取ったインディ500。予選で17番手からニューガーデンが勝てたワケ
「予選での不利を受け入れて決勝用マシンセッティングに完全にフォーカスしていた」・・・それがミソでしょう。
「混戦下でのアグレッシブなドライビング」、ファイナルラップでトップに立ちチェッカーを受けた要因となりました。
テーマ : Indy 500 / IndyCar 2023 - ジャンル : 車・バイク
2023年第107回インディアナポリス500 様々な記録
■ジョセフ・ニューガーデンは12回目のインディ500挑戦で初優勝。これまでのベストリザルトは、エドカーペンターレーシングから参戦した2016年の3位。12レース目での初優勝はインディ500史上では優勝するまでの最多スタート数。これは1957年の優勝のサム・ハンクスと2013年優勝のトニー・カナーンとタイ。
■ジョセフ・ニューガーデンはテネシー州(ナッシュビル)出身者としては史上初のインディ500ウィナーに。
■チームペンスキーはインディ500通算19勝目でチームとしては最多勝利数。2019年のパジェノー以来。
■ニューガーデンは17番グリッドからのスタートで優勝。これは2014年にライアン・ハンターレイが19番グリッドから優勝した時以来の後方グリッドからの優勝。
■17番グリッドからの優勝はインディ500史上3回目。他2回は、1998 年のエディ・チーバーと1941 年のフロイド・デイビスとマウリ・ローズ。ローズは他のレースカーでポールポジションからスタートしたものの60周目に電気系トラブルでストップ。デイビスのパフォーマンスに不満を抱いていたオーナーがチームメイトのローズを急遽起用して73周目からドライブさせてそのまま優勝。
■ニューガーデンのラップリードは5周。これより少ないラップリード記録は、1912年に2周をリードしたジョー・ドーソンと、2011年に1周をリードしたダン・ウェルドン。
■ニューガーデンは、2016年のアレクサンダー・ロッシ以来のアメリカ人インディ500ウィナーに。
■ニューガーデンは16ポジションアップで優勝。
■ニューガーデンは、32歳で優勝したドライバーとしては史上9人目。2011年のダン・ウェルドン以来。
■カーナンバー2のインディ500での勝利はこれで10回目。2015年のチーム・ペンスキーのファン・パブロ・モントーヤ以来。
■シボレーの優勝は、2019年のシモン・パジェノー以来。
■ラップリーダーはは14人。2013年に並ぶ史上2番目に多い人数。最多記録は2017年と2018年の15人。
■リードチェンジは52回で史上3番目。最多記録は2013年の68回。2016年には54回が2番目。
■優勝したニューガーデンと2位のエリクソンの差は0.0974 秒で、歴史の中で4番目の僅差。最少差は1992年のアンサーJr.対グッドイヤーの.043秒。2番目は2014年のハンターレイ対カストロネベスの0.0600差。3番目は2006年のホーニッシュ対マルコの.0635秒。
■ファイナルラップでのリードチェンジでウィナーが決まるのは史上3回目。前回は2006年のサム・ホーニッシュ対マルコ。 前々回は2011年のウェルドン対ヒルデブランド。
■ディフェンディングウィナーが2位に終わるのは史上9回目。2003年のエリオ・カストロネベスが以来。
■3位のサンティーノ・フェルッチはインディ500キャリアベストリザルト。これまでのベストリザルトは2020年の4位。フェルッチはインディ500参戦した5回すべてでトップ10入りを果たしている。
■フェルッチの3位フィニッシュは、AJフォイトレーシングでは2000年のエリセオ・サラザールの3位フィニッシュ以来のベストリザルト。
■天候の影響以外で赤旗が3回出たのはインディ500史上初めて。
■ルーキー最上位はベンジャミン・ピーダーセンで21位。
■エリオ・カストロネベスは、インディ500での通算10,995マイルでフィニッシュ。歴代2位に浮上。通算最多は12,272.5マイルのAJ.フォイト。
■カストロネベスは、インディ500ではキャリア17 回目の完走。
■2023年のインディ500では6人の優勝経験者がラップリードを記録。1980年、1981年、1993年の5人優勝経験者の過去のレース記録を上回った。今回のリードしたのはエリクソン、ハンターレイ、ロッシ、佐藤琢磨、パワー、カストロネベスの6人。
テーマ : Indy 500 / IndyCar 2023 - ジャンル : 車・バイク
佐藤琢磨、2023年インディ500勝者のニューガーデンを”ユニークに”称賛「細かった彼も、今ではミニカーに乗るキングコングだ!」
ジョセフ・ニューガーデンの優勝を佐藤琢磨が称賛しています。
細かったニューガーデンが・・・(笑)
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