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インディカー:ロード/ストリートレースでの予選システム
インディカーシリーズのロード/ストリートでの予選は3つのセグメントで行われます。その予選システムを解説します。
【セグメント1】
2つのグループに分けて実施
グループ分けは予選直前のプラクティスセッションの結果によって決定
セッション最速ドライバーが終了後30分以内にグループ1かグループ2かを申告
セッション最速ドライバーの選択したグループによって奇数順位と偶数順位でグループ分け
10分間のセッション(レッドフラッグを含む)でTOP6がセグメント2へ
7位以下はグループ1が13位以下奇数グリッド、グループ2が14位以下偶数グリッドへ
グループ1とグループ2のインターバルは5分
【セグメント2】
セグメント1終了10分後に開始
10分間のセッション(レッドフラッグを含む)でTOP6がセグメント3(FAST6)へ
7位から12位までがグリッド決定
【セグメント3=FAST6】
セグメント2終了10分後に開始
最低6分間のセッションでポールポジションから6番グリッドまでを決定
ポールポジションはフロントローインサイド
ロードアメリカでは各セッションは2分延長されます。
ラップタイムの計測はスタートフィニッシュラインではなく、ターン12とターン13の間にある”AltS/F”がコントロールラインとなります。これは計測が終了した車はすぐにピットインできるようにして、インラップに他車の予選アテンプトを支障させないようにするのが目的です。
セッション中にレッドフラッグの原因をとなったドライバーはべストラップとセカンドべストラップがはく奪されると共に、予選アテンプトは直ちに終了となり次セグメントへの進出はできません。
レッドフラッグ以外で他車の予選計測に支障した場合はべストラップとセカンドべストラップがはく奪されると共に、予選アテンプトは直ちに終了となり次セグメントへの進出はできません。それがセグメント3で発生した場合は予選アテンプトは直ちに中止になると共にすべてのラップタイムがはく奪されます。
セッション中にローカルイエローの原因となったドライバーは当該セッションでのべストラップを抹消されます。もし、ローカルイエロー発生時点でラップタイムを記録していない場合はローカルイエロー解除後にドライブスルーペナルティとなります。
ソフトタイヤは週末に1台当たり4セット支給されますが、予選前に1セット返却の義務があるうえに、決勝レース用に1セット以上を残さなければならないので、予選ではほとんど場合で2セットのソフトタイヤを使用します。
予選で使用する2セットの予選タイヤはセグメント3と決勝レースでそれぞれを再度使用するので、予選セグメントでもせいぜい5周ほどしか使いません。
インディカーシリーズでは決勝レースのスタートタイヤは予選終了後30分以内にいずれのタイヤを使用するか申告する必要があります。申告が間に合わなかった場合は少数側のコンパウンドでのスタートとなります。
開幕戦予選の模様をスカパー!と旧スカパー!オンデマンドの「SPOOX」で、2月26日土曜日深夜2時半ライブ配信します。
https://streaming.skyperfectv.co.jp/tv-341740/355924
https://spoox.skyperfectv.co.jp/watch/341722
テーマ : Indy 500 / IndyCar 2022 - ジャンル : 車・バイク
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ロード/ストリートレースでの予選システム
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