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インディカー:デイル・コイン・レーシングは2023年シーズンも佐藤琢磨選手起用の意向
佐藤琢磨は、2023年シーズンはデイル・コイン・レーシング(DCR)に残留するようですね。
デイビッド・マルーカスは琢磨のDCR加入を知って後を追いかけたというのは本当ですか? 本当なら、琢磨はすごい人です。
RACER.comでマーシャル・プルーエット氏が報じたところによると、今シーズンはインディライツとインディカーシリーズにはデイルコインレーシング(DCR)と組んで参戦するHMDモータースポーツは、2023年シーズンはDCRとの提携をさらに拡大して、2台体制にする計画があることを報じています。
HMDは今シーズンは昨年インディライツランキング2位だったルーキーのデイビッド・マルーカスをDCRとの共同体制で参戦させています。来シーズンは現時点でインディライツでポイントリーダーのスウェーデン人のリナス・リンクイストとデイビッド・マルーカスの2台体制になるとされています。
一方でDCRは今シーズンここまでの佐藤琢磨選手の活躍とデイビッド・マルーカスの関係を高く評価。琢磨選手はチームメイトがルーキーと言う状況の中で、チームの主要エンジニアを務めるドン・ブリッカーとの新たなコンビネーションでテキサスでは予選3位、デトロイトではアウトサイドポールを獲得。インディ500ではプラクティスから予選、カーブデーを通じて強豪チームを相手に連日上位に食い込む速さを見せてきました。
この結果を受けてDCRチームオーナーのデイル・コイン氏は「今後も琢磨の起用を考えている」とコメントしています。
HMDが参戦させるデイビッド・マルーカスは佐藤琢磨選手のF1デビュー時にはまだ生後6か月。 琢磨選手のDCR加入を知って後を追いかけたというルーキーのマルーカスは琢磨選手からすべてを吸収して、レース順位でもランキングでも琢磨選手の背後にぴたりとつける結果をここまで残しています。
マルーカスの両親、ヘンリーとダイバは1991年のソ連崩壊と共にリトアニアからアメリカへ移住。 父親のヘンリーはトラック運転手の職に就き、1998年にはトラックドライバーを派遣する会社、HMDトラックを設立。HMDはヘンリー、マルーカス、ダイバの頭文字からネーミングされました。
大のレースファンであったヘンリーは家族でインディカーレース観戦にミシガンスピードウェイへ行った帰りに、たまたまカートレース場に寄り道。 5歳のデイビッドを走らせるとそこでデイビッドの才能が開眼! その後、父親はデイビッドを支援してカートレースに参戦させるようになりました。
そして、2017年にHMDモータースポーツを設立。2022シーズンはDCRと組んでデイビッドをインディカーに参戦させるほか、インディライツには6人のドライバーを参戦させて、リンクイストが現在ポイントリーダーの座についています。
リトアニアからの移民であるヘンリー・マルーカスは、アメリカ国外からアメリカでのレース参戦を目指す若手ドライバーを主に支援。現在インディライツに参戦する6人のうち5人はリンクイストがスウェーデン、ペダーソンはノルウェー、フロストはシンガポール、サーラバルはカナダ、スレイマンはメキシコ出身となっています。
テーマ : Indy 500 / IndyCar 2022 - ジャンル : 車・バイク
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