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インディカー:メディカル・ディレクターのビロウズ先生が勇退
メディカル・ディレクターのビロウズ先生が勇退(こちら GAORA SPORTS INDYCAR 実況室)
これまでインディカーとインディアナポリスモータースピードウェイ(IMS)のメディカル・ディレクターを務めてきたジェフリー・ビロウズ先生が今シーズンをもってメディカル・ディレクターから勇退することが発表されました。
ビロウズ先生の後任にはジュリア・バイザー先生が就任。バイザー先生はレースシリーズやレーストラックにおける初の女性責任者と言うことになります。バイザー先生は2021年からインディカーのアシスタント・メディカル・ディレクターに就任。これまでもビロウズ先生の不在時には代理としてメディカル・ディレクターを務めてきました。
ビロウズ先生は2年ほど前から耳下腺唾液腺がんを患い、そのための治療中ですが、メディカル・ディレクターを退任後もパートタイムでメディカル活動に参加することになっています。
ビロウズ先生は1993年からIMSのインフィールドにあるメディカルセンターの担当医としてレースの現場での医療活動を開始。その後はインディカーシリーズ全戦に帯同するAMRセーフティチームのアシスタント・メディカル・ディレクターの職を経て2006年にIMSのメディカル・ディレクターに就任。そして、2016年にはインディカーのメディカル・ディレクターも兼任するようになりました。
その後、ビロウズ先生はレースウィークエンドは負傷したレース関係者や観客の手当てを行う傍らで、インディカーオフィシャルのAMRセーフティ―チームとして、レースカーの走行中はトラックサイドで待機してアクシデント発生時には即座に対応し、世界中のレースの現場の最前線における医療レベルを大いに引き上げた第一人者として評価を受けています。
そして、インディアナ州立大学医学部では臨床救急医学の助教授を務めていました。
後任のジュリア・バイザー先生は2017年からモータースポーツの現場における医療活動を開始。その後はインディカーとIMSの下で医療プログラムの研修を受け、2020年からビロウズ先生のアシスタントとしてインディカーとIMSで活動を開始。2021年7月にはインディアナ州立大学が主催するモータースポーツ医療学課の課程を終了。バイザー先生は、インディアナ大学医学部の臨床救急医学の助教授、およびインディアナ大学病院の助教授も務めています。
https://medicine.iu.edu/emergency-medicine/education/fellowship/motorsports-medicine
テーマ : Indy 500 / IndyCar 2022 - ジャンル : 車・バイク
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メディカル・ディレクターのビロウズ先生が勇退
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