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インディカー:2年目を迎え進化を遂げたナッシュビル市街地コース
2年目を迎え進化を遂げたナッシュビル市街地コース(こちら GAORA SPORTS INDYCAR 実況室)
昨年初開催だったナッシュビル市街地特設コースでのミュージック・シティGP。6万人もの観客を動員した他、ケーブルテレビの視聴者数は過去20年間での最大数を記録しました。
その一方で初開催ならではの苦労もあって、観客誘導や場内設備の一部に不具合が発生するなどして、ホスピタリティ・テントの空調装置から大量に排出された水がレーストラックに流れ出るなどのトラブルも発生。レースはポールシッターのハータがラップリード中に単独クラッシュに終わったり、レース序盤で宙を舞って最後尾まで後退したエリクソンが優勝するなど、レースは波乱の展開で終わりました。80周の決勝レースではトータル9回のフルコースイエローとなり、イエローラップは33周にもなり、レース時間は2時間半に届こうとしていました。
初年度の問題を受けて、2年目となる今回は様々な所で改善が試みられています。
【リスタート位置を変更】昨年はスタジアム横のフィニッシュラインでリスタートを行うも。最終ターンがブラインドの直下角ターンでストレートも短くてアクシデントが多発。今年は橋を渡り切って、ターン9手前のスタートラインでリスタートも行われます。プッシュトゥパスシステムは
【ターン9の幅を縮小】橋を降りてきてからのパッシングポイントとなっているターン9に幅を26mから18mへ縮小します。これによって、ターン9への進入速度を低くしてブレーキングバトルを誘発してパッシングを増やそうと言うねらいがあります。結果的にノーズからタイヤに刺さったりスピンするアクシデントの低減を狙います。
【ターン11を拡幅】最終のターン11を1.2m拡幅して曲率を緩和し視認性を向上させます。
【ピットレーン速度を45mphから40mphへ】90度で屈曲しているピットレーンの制限速度を45mphからトロントと同じ40mphへ下げます。これによりピットデルタタイムは3秒増加すると見られています。(昨年はアンダーグリーンでのルーティンピットが無かったためにピットデルタタイムは不明)。
【橋の継ぎ目部分を38mにわたって再舗装】橋の両端にある路面の継ぎ目の部分を38mに渡って再舗装してバンプを緩和します。昨年は継ぎ目部分の前後6m分を再舗装して対策したものの、ボトミングするレースカーが続出。今年は再舗装部分がさらに延長されて段差をカバーします。
【ターン5を再舗装】大きなバンプがあったターン5を再舗装。
【レースコントロールルームを移動】昨年はパドック内に架設されたレースコントロールルームは無線受信環境が不十分だったということで日産スタジアム内に移されます。
【入場ゲート数を増加】8か所から9か所へ増やしたほかレイアウトを一部変更。
8月7日(日)深夜4時 生中継 コメンタリー:村田晴郎、松田秀士
https://www.gaora.co.jp/motor/3408870
テーマ : Indy 500 / IndyCar 2022 - ジャンル : 車・バイク
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